Technical Q&A

Java 13 - MRJ を使って serialVersionUID を作成する(1999 年 5 月 17 日)

Q: Mac 上でクラスの serialVersionUID を生成するツールはありますか。Windows 版の JDK には serialver というのがあるのですが。

A: あります。そのためのクラスが MRJ の標準インストールに含まれています。SerialVer プログラムを実行するには、MRJ SDK に含まれている JBindary を使う必要があります。

SerialVer プログラムを実行するために JBound アプリケーションを作成するには、次の手順を実行します。

JBindery を起動します。

「Command」パネルでクラス名を次のように設定します。

sun.tools.serialver.SerialVer

オプションのパラメータを次のように設定します。

-show

対象となるクラスをクラスパスに追加する必要があります。それには次の2つの方法があります。

  1. jar またはクラスを「MRJClasses」フォルダに追加します。このフォルダは、起動ディスクのシステムフォルダ内、「機能拡張:MRJ Libraries:MRJClasses」にあります。
  2. JBindery でクラスパスを変更します。それには、JBindery で「Classpath」パネルを選び、クラスを追加します。そのほかの方法については、JBindery のマニュアルを参照してください。

JBindery での設定が完了したら、設定をアプリケーションとして保存し、できあがった JBound アプリケーションを使って SerialVer をフォルダから起動します。

例として、file:///$APPLICATION/ というマニュアルエントリをクラスパスに追加しました。これによって、JBound アプリケーションが存在するフォルダがクラスパスに追加されます。また、ターゲットクラスをフォルダに移動することができ、SerialVer プログラムからアクセスできるようになるので便利です。

file:///$APPLICATION/ というマニュアルエントリをクラスパスに追加すると、Java 環境ではこのフォルダ (アプリケーションのフォルダ) で読み込むクラスが検索されるようになります。クラスは .class ファイルでなければならず、.zip ファイルや .jar ファイルであってはいけません。また、クラスはそのクラスが属するパッケージを表すディレクトリ構造内に配置する必要があります。たとえば、levi.ramdom.misc.stuff というパッケージに含まれるように定義した Foo という名前のクラスをアプリケーションから参照できるようにしたい場合は、ファイルを次のように配置します。


-- Levi Brown
Worldwide Developer Technical Support

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